1949-10-19 第5回国会 参議院 地方行政委員会 閉会後第12号
○鈴木直人君 二十四年度におけるところの時價決定の方法が一千倍ということだそうですが、大体物價は百倍程度とみなされるのに、土地家屋は一千倍になつたというふうな考え方から、そういうような決定をなされたのでありましようが、少し極端過ぎはしないか、実は常識的に考えるのですけれども、一千倍になつた物價というものは外に少いと思うのですけれども、少し高過ぎはしないかと思うのです。
○鈴木直人君 二十四年度におけるところの時價決定の方法が一千倍ということだそうですが、大体物價は百倍程度とみなされるのに、土地家屋は一千倍になつたというふうな考え方から、そういうような決定をなされたのでありましようが、少し極端過ぎはしないか、実は常識的に考えるのですけれども、一千倍になつた物價というものは外に少いと思うのですけれども、少し高過ぎはしないかと思うのです。
さらに米價決定に対しては農民の意思を反映せしめ、米價は生産費を償う額において決定されたきことが、農民の切実なる要求であります。ことに食糧確保臨時措置法一部改正案に対しては強い反対意見が見られ、その成立には再生産に対する具体的な裏づけの確立が必要であることを明らかにしております。
それから米券の発行、米價パリティー計算におけるところの農民への不当に安い米價の押しつけ、本年度米價決定に際しての都道府縣会館における非公開でやられたくらやみ会議、これに長官が出ておられる。やみ取締における不公平、物資配給に際しての納得しがたいやり方、見返り資金計画に対しての恥さらし、常に大藏省の長官からやつつけられて引込んでしまう。実際なつていない。見ていても私ははずかしい。
第二には、聞くところによると、農林省には米價決定の方法として、現行パリティーのものと、原單位計算によるものと両者つくつておられる。こういうことを仄聞いたしたのであります。そこでパリテイの若干修正された当局の案は別としまして、大体において米價審議会の空氣も再生産を保障する米價、公正なる米價、こういう意向が強いようでありますが、これが実行困難な理由として、資料の不足その他の事由があるようであります。
それとも別に政府は政府で特に参考にすると言いますか、これは非常にこの委員会の決定の上に、また米價決定の上に重大な関係を持つておりますから、この点を明確に願いたいと思います。
○井上(良)委員 一番大事な問題は農林省の態度でありますが、米價決定の問題は物價廰が大体責任の所管廰であるから、農林省としては、一応生産廰と言いますか、食糧を確保し、増産をはからなければならぬ責任のある立場において、米價の算定はこういうことにしなければだめだという強い要求をいたす立場にあるのでありまして、それに対して物價廳の方では、この米價がわが國の賃金、指数にどう響くか、物價にどう響くかということからそろばんをはじき
いろいろ農産物價に対して日ごろ御検討を加えられておられるのでありますが、今度農林省を中心にした――これは経済安定本部も同意されておるだろうと思いますが、米價審議会を各方面の権威者を集めてつくられ、そこでいよいよ米價の公正な決定をするというよりも、諮問をするといいますか、意見を聞くといいますか、そういう形式をとられるらしいのでありますが、物價廳の当面の米價決定の責任者でありますあなたといたしましては、
○寺島委員 森農林大臣はこの間の問題に対しまして、過日の衆議院本会議における黒田寿男君の質疑に答えまして、黒田君が、当然財政法第三條にのつとつて國会において行うべしという所論に対して、あなたの所論は、農林当局としてこれを何らかの方法において反映させるように考えているが、やはり米價は現行食糧管理法の定める方法によつてきめて行きたい、こういうような御答弁をされておるのでありまするが、さて翻つてこの米價決定
といたしまして、御承知のような耕地面積、それから農作物の作況というようなものの調査は初めといたしまして、その他農家経済、或いは家計費調査とかいろいろそういつたような農村におきまする統計的経済調査をやつておるわけでございまするが、申上げるまでもなく他省の統計調査事務とは若干目的を異にいたしておりまして、御承知の作物の事前割当の基礎でありまするとか、或いは食糧の供出割当の基礎数字でありまするとか、或いは米價決定
この石炭の單價問題は今早急に迫つておりますので、この際速急に政府と國会を代表しまするわれわれ商工委員会、そしてこの石炭の生産者——生産者のうちには大生産者も中生産者も小生産者もありますから、あらゆる段階の生産者を公平に配合しましたこの生産界の代表、この三者の懇談会を速急に開催いたしまして、この懇談会の單價決定の結論を尊重し、これを基礎にする。
ただいま門脇君、今澄君の述べられました趣旨についてお諮りいたしましたところ、聽濤君から労働者の代表も加えるように、また澁谷君から消費者の代表も加えて、そうして單價決定の最善を期するようにという御趣旨を述べられて御賛成のようでございましたが、両君の御提案は私委員長としても考えておりますが、今四君のお述べになりました趣旨をくみまして、さつそく懇談会を開く手配をすることに御異議ございませんか。
御承知のように、財政法第三條の特例の法律がありまして、製造タバコの定價をきめる場合と鉄道運賃、郵便料金をきめる場合は、國会の承認を経るということになつておりまして、專賣局関係におきましては、製造タバコの定價決定の場合は、法律案として國会の御審議を願つているような次第であります。
私共はそれを信じて、待望しているわけですが、今の物價決定程独善的なものはないわけでありまして、産業の魂に関するこの重要な問題が、官廳だけの決定で行われておりまして……詳細はいろいろな欠陷はすでに今行政管理部の方で観察いたしておりますから、その結果は政府当局の方にはお分りでありましようけれども、私共は審議会の外に更に不当なマル公に対して抗弁し得る機会を與えて頂きたい、これはアメリカあたりではもう必ず抗弁機関
先だつて物價廳の方から、魚價決定に関して、算出方針なんかについて資材をいただきましたが、その資料の中に、生産費の算出が可能な漁業については、主としてその生産費を基準としてきめておる。その他の点はパリティー計算なんかを斟酌しておるというふうに書いてあるのでありますが、この生産費の算出可能な漁出というのは、大体資本家的な漁業でありまして、そういうところを非常に重く参考にされていると思うのであります。
なお米價決定に対するいろいろの場合をあげて御質問でありましたが、これは技術的な問題でありますから、政府委員よりお答えをいたします。
これらのほかに炭價が決定いたしました後に、たとえば厚生福利費の超過分あるいは健康保險法、厚生年金法等の保險料率の改訂、すなわちこれが増額されたわけでありますが、これらが炭價の中に見込まれていなかつたのが、炭價決定後実施されたというような種類のものは、政府側において價格を決定しておる現在においては、その分による損失は、政府において認めるべきである。
特にひとつお願い申し上げたい点は、物價総より、魚價の決定についての資料がありましたら、いろいろパリティー計算とか、原價計算とかの問題があると思いますが、魚種別の魚價決定の基準と申しますか、そういう資料がありましたら、ひとつお取寄せ願いたいと思います。
なおその際に、今後米價決定に対しては國会等において決定してはどうかという御意見があつたようであります。今日の場合、私どもは、國会ですべてを決定するということを考えておりませんが、農林省または経済安定本部等におきまして愼重にこれを決定する前提といたしまして、あるいは中央における農業調整委員会等適当な諮問機関を設けて諮問して、そこに國会の意思を反映して決定する方面に進めたいと考えております。
当時、農産物價格はきわめて低價格であつたというこの價格差を、そのまま今日の米價決定にあたつて、これを再現しておるというような米價決定の方式に対しましては、われわれは納得することができないのであります。(拍手) あるいは農林大臣は、この米價は前内閣当時にあらかた決定いたしたものを、現内閣の成立によつて引継いで、何らの檢討を加えずに決定したものであると、お答えになるかもしれません。
かつて自由経済時代におきまして、戰爭中米價決定について——米價と申しますか、政府が買上げる米の價格決定に際しましては、地方に相当数の標準農家を大、中、小ととつて、そこでできた米の生産費を集めてその最高、最低というような極端なものをはずして、平均値をとつたという過去の一つの例もあるのであります。
○田中(源)委員 私は米價決定に伴うて政府がとつておられるパリテイー計算——いろいろウエートのとり方もありましようけれども、農業というものは企業だと私は考えております。いわゆる農家企業である。工業も一つの企業である。資本と土地と労力と資材とによつて一つのインダストリーが生れて來るならば、農家もそれぞれの資材もあれば、労力もすべてのものを整えた一つの企業だと思う。
マル公で配給ができておらないとするならば、米價決定の原則は政府みずからが打ち壞しておるのではないかと思うのであります。麦の元肥が間に合わないために無肥料で作つた農家もあるのであります。生産費が特に高くかかるところの特殊地帶に対しては、生産費を逓減するために如何なる政策を取ろうと政府は考えておられるのであるか。
即ち御承知のように、今回の米價決定の基礎になりましたパリテイ指数は、本年九月三十日現在の確定指数でございまして、十月以降において値上を予想せられる品目の騰貴率は織り込まれていないのでございます。
從つて過般主張がありましたように、米價決定に関しては、政府が独断でやらないで、これは通信料金や運賃よりさらに重大な問題であるから、國会がこれを決定する、こういうふうにするのが当然なことであると思うのでありまするが、そういうふうにする意思があるかどうか、これを大藏大臣と農林大臣にひとつお伺いしたい。
○周東國務大臣 ごもつともなお話でありますが、米價決定に関してパリテイー計算に用いられるものの價格というようなものは、大体公定價格の上において決定されておるものであります。
米價決定についても同樣であります。そういうような事柄からして、所得額の決定等に対する基準改正というものの一つの例を申し上げたのでありますが、まだいろいろと折衝中でありますから、このくらいの事例で御了承願いたいと思います。